FIREに興味はあるけれど、
「完全FIREに必要な資産額が大きすぎる」
「何千万円も貯めるのは遠すぎる」
「仕事を完全に辞めるのは不安」
「でも今の働き方をずっと続けるのもしんどい」
そう感じている人は多いと思います。
そんな人にとって現実的な選択肢になるのが、サイドFIREです。
サイドFIREとは、資産収入や取り崩しだけで生活費すべてをまかなうのではなく、
資産収入+小さな労働収入や副収入を組み合わせて、生活の自由度を上げる考え方です。
今回は、サイドFIREに必要な資産の考え方と、完全FIREより現実的になりやすい理由を解説します。
当サイトでは無料FIREシミュレーターも公開しているので、自分の条件で試算したい方はぜひ使ってみてください。
サイドFIREとは?
サイドFIREは、完全に仕事を辞めるFIREとは少し違います。
完全FIREは、基本的に資産収入や資産の取り崩しだけで生活する形です。
一方でサイドFIREは、生活費の一部を自分の収入でまかないます。
たとえば、
- 週2〜3日のアルバイト
- ブログ収入
- YouTube収入
- Webツールやアプリ収入
- noteやKindle販売
- 小さな事業収入
- 配当金
- フリーランス的な仕事
こうした収入を組み合わせます。
つまりサイドFIREは、
「まったく働かない生活」ではなく、「嫌な働き方から距離を取る生活」
に近いです。
完全に労働ゼロを目指すより、現実的に自由度を上げやすいのが特徴です。
完全FIREよりサイドFIREが現実的な理由
完全FIREが難しい理由は、必要資産が大きくなりやすいからです。
たとえば、FIRE後の生活費が月20万円の場合、年間生活費は240万円です。
4%ルールで考えると、
240万円 × 25 = 6,000万円
つまり、月20万円生活を完全に資産だけでまかなうなら、目安として約6,000万円が必要になります。
もちろん実際には年金、退職金、利回り、寿命、税金などで変わります。
ただ、かなり大きな金額であることは間違いありません。
一方で、サイドFIREなら必要資産を下げられます。
たとえば、月20万円の生活費のうち、月5万円を副収入でまかなえる場合。
月20万円 - 副収入5万円 = 資産から必要な生活費15万円
年間では、
15万円 × 12か月 = 180万円
4%ルールで見ると、
180万円 × 25 = 4,500万円
単純計算では、必要資産の目安が6,000万円から4,500万円に下がります。
この差は1,500万円です。
月5万円の収入があるだけで、FIRE計画はかなり変わります。
副収入ごとの必要資産の目安
月20万円生活を前提に、副収入ごとの必要資産をざっくり見るとこうなります。
| FIRE後の月生活費 | 月の副収入 | 資産でまかなう月額 | 年間必要額 | 4%ルール目安 |
|---|---|---|---|---|
| 20万円 | 0円 | 20万円 | 240万円 | 6,000万円 |
| 20万円 | 3万円 | 17万円 | 204万円 | 5,100万円 |
| 20万円 | 5万円 | 15万円 | 180万円 | 4,500万円 |
| 20万円 | 8万円 | 12万円 | 144万円 | 3,600万円 |
| 20万円 | 10万円 | 10万円 | 120万円 | 3,000万円 |
こう見ると、サイドFIREの強さがわかります。
特に、月5万円〜10万円の収入があると、必要資産はかなり下がります。
完全FIREは遠くても、サイドFIREなら一気に現実味が出ます。
月5万円の副収入はかなり大きい
サイドFIREで特に重要なのが、月5万円の副収入です。
月5万円と聞くと、会社員の給料と比べて小さく感じるかもしれません。
でも、FIRE計画では月5万円の価値はかなり大きいです。
理由は、生活費の一部を直接減らせるからです。
月20万円生活なら、月5万円は生活費の25%です。
つまり、生活費の4分の1を副収入でカバーできます。
これは資産形成で考えるとかなり強力です。
4%ルールで逆算すると、
月5万円 × 12か月 = 年60万円
60万円 × 25 = 1,500万円
つまり、月5万円の副収入は、単純計算では1,500万円分の資産に近い効果があります。
この感覚はかなり大事です。
サイドFIREで使える収入源
サイドFIREの収入源は、大きく分けると2種類あります。
1. 時間を切り売りする収入
たとえば、
- アルバイト
- パート
- 短時間勤務
- 業務委託
- フリーランス案件
などです。
これは比較的すぐに収入化しやすいのがメリットです。
一方で、働いた分しか収入になりにくいというデメリットもあります。
ただ、サイドFIRE後なら週2〜3日だけ働く選択もできます。
完全に自由ではないものの、フルタイム勤務よりはかなり楽になります。
2. ストック型の収入
たとえば、
- ブログ
- YouTube
- Webツール
- アプリ
- note
- Kindle
- テンプレート販売
- デジタル教材
- オンラインコミュニティ
などです。
こちらはすぐに収益化するのは難しいです。
でも、一度作ったコンテンツやツールが長く収入を生む可能性があります。
特に、会社員のうちに少しずつ作っておくと、サイドFIRE後の選択肢が増えます。
個人的には、サイドFIREを目指すなら、
会社員時代からストック型収入のタネをまいておくことがかなり重要だと思います。
サイドFIREに向いている人
サイドFIREは、次のような人に向いています。
- 完全FIREに必要な資産額が遠く感じる人
- フルタイム勤務をずっと続けるのがしんどい人
- 収入ゼロになるのが怖い人
- 自分のペースで働きたい人
- 小さな収入源を作ることに興味がある人
- 生活費をある程度コントロールできる人
- 50代前半で自由度を上げたい人
完全に何もしない生活より、
少し働きながら自由時間を大きく増やす生活に魅力を感じる人にはかなり合っています。
サイドFIREの注意点
サイドFIREは現実的ですが、注意点もあります。
収入が不安定になりやすい
副収入や事業収入は、会社員の給料ほど安定しないことがあります。
ブログやYouTube、アプリ収入などは、月によって収益が変わります。
そのため、サイドFIREでは副収入を高く見積もりすぎないことが大切です。
月5万円稼げそうでも、シミュレーションでは月3万円くらいで見る。
月10万円稼げそうでも、月5万円で見る。
このくらい保守的に考えた方が安全です。
働けなくなった場合を考える必要がある
サイドFIREは、多少の収入がある前提です。
そのため、体調不良や家庭事情などで働けなくなった場合も考える必要があります。
生活防衛資金を多めに持つ。
固定費を上げすぎない。
複数の収入源を作る。
完全に収入ゼロでも一定期間耐えられるようにする。
こうした安全策が大切です。
税金や社会保険を忘れない
FIRE後は、会社員時代と税金や社会保険の感覚が変わります。
会社員のときは給料から天引きされていたものを、自分で意識する必要があります。
特に退職後しばらくは、住民税や健康保険料の負担が重く感じることがあります。
サイドFIREの計画では、生活費だけでなく、税金・保険料も含めて考えた方が安全です。
「嫌な仕事を続けるサイドFIRE」にならないようにする
サイドFIREの目的は、自由度を上げることです。
それなのに、FIRE後も嫌な仕事に縛られてしまうと意味が薄くなります。
だからこそ、サイドFIREで大切なのは、
少ない時間で、精神的負担が少なく、自分で選べる収入源を作ることです。
大きく稼ぐことより、長く続けられることの方が大事です。
サイドFIREの現実的な目標額
サイドFIREでは、いきなり月20万円を稼ぐ必要はありません。
まずは月1万円。
次に月3万円。
その次に月5万円。
この順番で十分です。
特に月5万円は大きな節目です。
なぜなら、月5万円あれば、生活費の一部をかなりカバーできるからです。
たとえば、月20万円生活なら、
- 食費の大部分
- 通信費+光熱費
- 車維持費の一部
- 趣味費
- 住居費の一部
などをまかなえます。
サイドFIREを目指すなら、最初の目標は
「資産形成をしながら、将来月5万円を生む仕組みを作ること」
でいいと思います。
無料FIREシミュレーターでサイドFIREを試算してみよう
サイドFIREは、人によって必要資産が大きく変わります。
特に重要なのは、
- 現在資産
- 毎月積立額
- FIREしたい年齢
- FIRE後の生活費
- FIRE後の副収入
- 退職金
- 年金見込み額
- 想定利回り
- 想定寿命
です。
当サイトの無料FIREシミュレーターでは、こうした条件を入力して、FIRE達成可能性をざっくり確認できます。
おすすめは、複数パターンで試すことです。
たとえば、
- 副収入0円
- 副収入月3万円
- 副収入月5万円
- 副収入月10万円
この4パターンで試すと、サイドFIREの効果がかなり見えやすくなります。
「完全FIREだと厳しいけど、月5万円あれば現実的」
「50歳だと少し足りないけど、52歳なら安全」
「月20万円生活は厳しいけど、月18万円なら届きそう」
こうした発見があるはずです。
サイドFIREは人生の逃げ道ではなく、選択肢を増やす戦略
サイドFIREというと、逃げのように感じる人もいるかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
むしろサイドFIREは、人生の選択肢を増やすためのかなり現実的な戦略です。
フルタイムで働き続ける。
完全に仕事を辞める。
この2択だけで考えると、苦しくなりやすいです。
でも、サイドFIREなら、
- 週3だけ働く
- 好きな場所で暮らす
- 小さな事業を育てる
- 資産収入で生活費の一部をまかなう
- 嫌な人間関係から離れる
- 自分の時間を増やす
こうした中間の選択肢が生まれます。
FIREの本質は、ただ仕事を辞めることではありません。
自分の人生を、自分で選べる状態に近づけることだと思います。
まとめ:サイドFIREなら必要資産を大きく下げられる
サイドFIREは、完全FIREよりも現実的に目指しやすい方法です。
月20万円生活を完全FIREでまかなうなら、4%ルールでは約6,000万円が目安になります。
しかし、月5万円の副収入があるだけで、資産から必要な生活費は月15万円に下がります。
その場合、必要資産の目安は約4,500万円です。
月5万円の収入には、単純計算で約1,500万円分の資産に近い効果があります。
もちろん、収入の不安定さや税金、社会保険、健康リスクには注意が必要です。
それでも、完全FIREだけにこだわるより、サイドFIREを組み合わせた方が現実的な道筋が見えやすくなります。
まずは無料FIREシミュレーターで、
- 完全FIREの場合
- 副収入月3万円の場合
- 副収入月5万円の場合
- 副収入月10万円の場合
を試してみてください。
数字で見ると、サイドFIREの可能性がかなりはっきり見えてきます。
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