田舎暮らしFIREの生活費はいくら?安くなる費用・高くなる費用を考える

不安を減らす暮らしをテーマに、育てている植物の写真 FIRE・セミリタイア

FIREを考えるときに、選択肢のひとつになるのが田舎暮らしです。

都会より家賃が安そう。
自然が多くてのんびり暮らせそう。
庭付きの家で家庭菜園や果樹を育てられそう。
生活費を下げればFIREに近づけそう。

こう考える人も多いと思います。

実際、田舎暮らしはFIREと相性がいい部分があります。

ただし、田舎に行けばすべて安くなるわけではありません。

家賃や土地代は下がりやすい一方で、車の維持費、修繕費、移動コストなどが増える場合もあります。

今回は、田舎暮らしFIREの生活費はいくらくらい必要なのか、都会より安くなる費用・高くなる費用を整理していきます。

当サイトでは無料FIREシミュレーターも公開しているので、自分の条件で試算したい方はぜひ使ってみてください。

▶ FIREシミュレーターを使ってみる


田舎暮らしFIREは生活費を下げやすい

田舎暮らしFIREの大きなメリットは、生活費を下げやすいことです。

特に大きいのは住居費です。

都市部で賃貸に住む場合、家賃だけで月7万円〜10万円以上かかることもあります。

一方で、地方や田舎では、家賃がかなり安い地域もあります。

中古住宅を購入する場合も、都市部より安く手に入る可能性があります。

FIREに必要な資産額は、生活費で大きく変わります。

そのため、住居費を下げられる田舎暮らしは、FIRE計画にとってかなり大きな武器になります。


田舎暮らしFIREの生活費目安

一人暮らしで田舎暮らしFIREをする場合、ざっくりした生活費の目安はこのくらいです。

項目月額目安
住居費30,000〜70,000円
食費30,000〜50,000円
水道光熱費15,000〜30,000円
通信費5,000〜10,000円
車関連費25,000〜50,000円
医療費・保険10,000〜20,000円
趣味・交際費20,000〜50,000円
税金・予備費20,000〜40,000円

合計すると、だいたい月15万円〜25万円くらいが現実的なラインです。

かなり節約すれば月15万円台も可能かもしれません。

ただ、車を持つ場合や、趣味・旅行・庭づくりなどを楽しみたい場合は、月20万円前後は見ておいた方が安心です。

個人的には、田舎暮らしFIREを考えるなら、
最低ライン月15万円、現実ライン月20万円、安全ライン月25万円
くらいで試算するのがおすすめです。


都会より安くなりやすい費用

田舎暮らしで安くなりやすい費用は、主に次のようなものです。


1. 住居費

一番大きいのは住居費です。

家賃が下がれば、FIREに必要な資産額も大きく下がります。

たとえば、都会で家賃8万円だった人が、地方で家賃4万円になれば、月4万円の固定費削減です。

年間では、

4万円 × 12か月 = 48万円

4%ルールで逆算すると、

48万円 × 25 = 1,200万円

つまり、月4万円の住居費削減は、単純計算では約1,200万円分の資産に近い効果があります。

これはかなり大きいです。

FIRE計画では、収入を増やすことも大事ですが、固定費を下げることも同じくらい重要です。


2. 外食費・娯楽費

田舎暮らしでは、都会ほど外食や買い物の誘惑が少ない場合があります。

駅前、商業施設、飲み会、カフェ、イベントなどが少ない地域では、自然とお金を使う機会が減ることがあります。

もちろん、これは人によります。

通販で買い物をしすぎれば支出は増えますし、車で遠出すれば交通費もかかります。

ただ、都会のように日常的に消費する環境から離れることで、生活費が下がる可能性はあります。


3. 趣味のコスト

田舎暮らしでは、自然を使った趣味が増えやすいです。

たとえば、

  • 散歩
  • 登山
  • 釣り
  • 家庭菜園
  • ガーデニング
  • 果樹栽培
  • DIY
  • 車中泊
  • 温泉めぐり

こうした趣味は、初期費用こそかかることがありますが、日常の満足度を上げやすいです。

特に庭付きの家なら、家庭菜園や果樹栽培を楽しめます。

お金をかけて消費するより、育てる・作る・整える方向の趣味に変わると、生活の満足度を保ちながら支出を抑えやすくなります。


田舎暮らしで高くなりやすい費用

一方で、田舎暮らしには高くなりやすい費用もあります。

ここを見落とすと、思ったより生活費が下がらないことがあります。


1. 車関連費

田舎暮らしで一番大きいのが車です。

都市部なら車なしで生活できる場所も多いですが、田舎では車がほぼ必須になることがあります。

車を持つと、次の費用がかかります。

  • ガソリン代
  • 自動車保険
  • 自動車税
  • 車検
  • タイヤ交換
  • メンテナンス
  • 修理費
  • 駐車場代
  • 買い替え費用

月平均で見ると、最低でも月2万円〜3万円。
余裕を見れば月4万円〜5万円くらいは考えておきたいです。

田舎暮らしFIREでは、家賃が下がっても車代で相殺されることがあります。

ここは本当に注意です。


2. 光熱費

田舎の家は広いことがあります。

広い家は快適ですが、冷暖房費が高くなりやすいです。

特に、

  • 冬が寒い地域
  • 古い家
  • 断熱性能が低い家
  • 灯油暖房が必要な地域
  • プロパンガスの地域

では、光熱費が思ったより高くなることがあります。

家賃が安くても、光熱費が高いと生活費はあまり下がりません。

田舎の中古住宅を考えるなら、断熱性・ガス種別・暖房費はかなり重要です。


3. 家の修繕費

中古住宅を買う場合、修繕費も考える必要があります。

安い家を買っても、あとから修繕費が大きくかかる可能性があります。

たとえば、

  • 屋根
  • 外壁
  • 水回り
  • 断熱
  • 電気設備
  • 給湯器
  • シロアリ
  • 雨漏り

こうした修繕が必要になると、数十万円〜数百万円かかることもあります。

田舎暮らしFIREで中古住宅を買う場合は、購入費だけでなく、
初期修繕費と毎年の修繕積立を入れて考えた方が安全です。


4. 医療・買い物への移動コスト

田舎では、病院やスーパーが遠い場合があります。

若くて元気なうちは問題なくても、年齢を重ねると移動の負担が大きくなる可能性があります。

FIREは長期戦です。

50代では快適でも、60代、70代で同じ生活ができるかは考えておく必要があります。

特に、

  • 病院までの距離
  • スーパーまでの距離
  • 公共交通機関
  • 冬の道路状況
  • 運転できなくなった後の生活

このあたりは重要です。


田舎暮らしFIREの3パターン

田舎暮らしFIREには、いくつかのパターンがあります。


パターン1:田舎賃貸

まずは田舎で賃貸に住むパターンです。

メリットは、初期費用が少なく、失敗したときに引っ越しやすいことです。

いきなり中古住宅を買うより安全です。

デメリットは、家賃が毎月かかることと、庭付き物件などの選択肢が限られることです。

田舎暮らし初心者なら、最初は賃貸で試すのもかなり現実的です。


パターン2:中古住宅を購入

次に、中古住宅を購入するパターンです。

メリットは、住居費を大きく下げられる可能性があることです。

庭付きの家を買えば、家庭菜園や果樹栽培、DIYなども楽しめます。

デメリットは、初期費用と修繕費です。

安く買えたとしても、住める状態にするまでにお金がかかることがあります。

購入するなら、物件価格だけでなく、

  • リフォーム費
  • 固定資産税
  • 火災保険
  • 修繕費
  • 水道光熱費
  • 車の必要性

まで含めて考える必要があります。


パターン3:実家継続+将来移住

一番安全なのは、いきなり田舎に移住するのではなく、実家継続や現在の住まいをベースにしながら、将来の移住を検討するパターンです。

この場合、FIRE前に焦って大きな決断をしなくて済みます。

まずは資産形成を進める。
副収入のタネを作る。
移住候補地を調べる。
短期滞在してみる。
FIRE後にゆっくり判断する。

この流れなら、失敗リスクを下げられます。

田舎暮らしは憧れだけで決めると危ないです。

実際にその土地で暮らせるかどうかを試す期間があると安心です。


田舎暮らしFIREで月20万円はどうか?

個人的には、田舎暮らしFIREで月20万円はかなり現実的な基準だと思います。

ただし、条件があります。

月20万円で暮らしやすいのは、

  • 家賃が安い
  • 車費用を抑えられる
  • 大きなローンがない
  • 医療費がまだ大きくない
  • 趣味費をコントロールできる
  • 中古住宅の修繕費を別枠で用意している

こういう場合です。

逆に、

  • 車を頻繁に使う
  • 古い家の修繕が多い
  • 寒冷地で光熱費が高い
  • 通販や趣味にお金を使いすぎる
  • 旅行や外出が多い

こうなると、月20万円では少し窮屈になる可能性があります。

田舎暮らしFIREでは、月20万円を基本にしつつ、
月25万円でも耐えられるかをシミュレーションしておくと安心です。


田舎暮らしFIREと副収入の相性

田舎暮らしFIREは、副収入との相性もいいです。

特に、場所に縛られない収入源があると強いです。

たとえば、

  • ブログ
  • Webツール
  • YouTube
  • note
  • Kindle
  • アプリ
  • デジタル教材
  • テンプレート販売

こうした収入源があれば、田舎に住んでも収入を作れる可能性があります。

田舎暮らしで生活費を下げつつ、月3万円〜5万円の副収入を作れれば、FIRE計画はかなり安定します。

たとえば月20万円生活で、月5万円の副収入がある場合、資産から取り崩すのは月15万円です。

20万円 - 5万円 = 15万円

年間では180万円。

4%ルールで見ると、

180万円 × 25 = 4,500万円

完全に月20万円を資産だけでまかなうより、必要資産の目安をかなり下げられます。

田舎暮らしとサイドFIREはかなり相性がいいです。


無料FIREシミュレーターで田舎暮らしFIREを試算しよう

田舎暮らしFIREは、人によって生活費が大きく変わります。

だからこそ、自分の条件でシミュレーションすることが大切です。

おすすめは、次のパターンで試すことです。

  • 月15万円生活
  • 月18万円生活
  • 月20万円生活
  • 月25万円生活
  • 副収入なし
  • 副収入月3万円
  • 副収入月5万円
  • 車あり
  • 車なし
  • 賃貸
  • 中古住宅購入

このように複数パターンで試すと、自分に合うFIREの形が見えてきます。

「田舎賃貸ならいけそう」
「中古住宅購入だと初期費用が重い」
「車費用を入れると月20万円では少し厳しい」
「副収入月5万円があるとかなり楽になる」

こうした違いが数字でわかります。

まずは無料FIREシミュレーターで、自分の田舎暮らしFIREを試算してみてください。


まとめ:田舎暮らしFIREは住居費と車費用がカギ

田舎暮らしFIREは、生活費を下げやすい魅力があります。

特に住居費を抑えられると、FIREに必要な資産額を大きく下げられます。

一方で、田舎暮らしでは車費用、光熱費、修繕費、移動コストが増える場合もあります。

そのため、田舎に行けば必ず安くなると考えるのは危険です。

田舎暮らしFIREの生活費は、ざっくり見ると、

  • 最低ライン:月15万円
  • 現実ライン:月20万円
  • 安全ライン:月25万円

くらいで考えるのがおすすめです。

特に大事なのは、

  • 住居費
  • 車費用
  • 修繕費
  • 光熱費
  • 医療や買い物へのアクセス
  • 副収入の有無

です。

田舎暮らしFIREを目指すなら、憧れだけで判断せず、生活費を具体的に分解して考えましょう。

そして、無料FIREシミュレーターで複数パターンを試して、自分にとって現実的なFIREの形を探してみてください。

▶ FIREシミュレーターを使ってみる

関連記事

50歳でFIREするにはいくら必要?
月20万円でFIREするにはいくら必要?
サイドFIREに必要な資産はいくら?
月5万円の副収入がFIREに与える効果

タイトルとURLをコピーしました