ブラウザゲーム制作をしていて、PowerShellでつまずいた。
AIやCodexに修復手順を教えてもらっても、そもそもPowerShellの基本操作がわかっていないと、そこで止まってしまう。
ゲームを作りたい。
AIを使って開発したい。
でも、コマンド操作で詰まる。
これはかなりもったいない。
なので今回は、PowerShell初心者の自分が、最低限これだけは覚えておきたいコマンドをまとめておく。
この記事は、完璧なPowerShell解説ではない。
あくまで、ゲーム制作や個人開発で挫折しないための自分用メモに近い。
- PowerShellは何をするために使うのか
- まず覚えたい基本の考え方
- 1. 今いる場所を確認する:pwd
- 2. フォルダを移動する:cd
- 3. ひとつ上のフォルダに戻る:cd ..
- 4. フォルダの中身を見る:ls
- 5. 画面をきれいにする:cls
- 6. 開発サーバーを起動する:npm run dev
- 7. ビルドする:npm run build
- 8. 実行中の処理を止める:Ctrl + C
- 9. コマンド履歴を使う:↑キー
- 10. ファイルの中身を見る:cat
- 11. ファイルが存在するか確認する:Test-Path
- 12. フォルダを作る:mkdir
- 13. ファイルをコピーする:Copy-Item
- 14. ファイルを削除する:Remove-Item
- 15. Gitの状態を見る:git status
- 16. 変更差分を見る:git diff
- 17. よく使う流れだけ覚える
- 18. エラーが出たときにやること
- 19. 初心者がやりがちなミス
- 20. 自分用の最低限コピペセット
- まとめ:PowerShellはゲーム制作を進めるための足場
PowerShellは何をするために使うのか
PowerShellは、Windowsでコマンドを打って操作するためのツール。
普段はマウスでフォルダを開いたり、ファイルをクリックしたりしている。
PowerShellでは、それを文字のコマンドで行う。
たとえば、ゲーム制作ではこんな場面で使う。
- プロジェクトフォルダに移動する
- 開発サーバーを起動する
- npmコマンドを実行する
- ビルドする
- エラー内容を確認する
- ファイルやフォルダの場所を確認する
- 修復用のスクリプトを実行する
つまり、PowerShellが少し使えるだけで、AIに言われた修復手順を実行しやすくなる。
逆にここが弱いと、ゲームそのものではなく、開発環境でつまずく。
自分はまさにここで詰まった。
まず覚えたい基本の考え方
PowerShellで大事なのは、今自分がどのフォルダにいるか。
コマンドは、基本的に「今いるフォルダ」を基準に実行される。
たとえば、ゲームプロジェクトがこの場所にあるとする。
C:\Users\owner\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype
このフォルダに移動してから、
npm run dev
を実行する必要がある。
違う場所で実行すると、
「package.jsonが見つからない」
「npmコマンドがうまく動かない」
「指定されたファイルがない」
みたいなことが起きる。
なので、まずはこれを意識する。
PowerShellでは、今どのフォルダにいるかが大事。
1. 今いる場所を確認する:pwd
今、自分がどのフォルダにいるか確認するコマンド。
pwd
または、
Get-Location
と入力する。
たとえば結果がこう出る。
Path
----
C:\Users\owner
この場合、今は C:\Users\owner にいるということ。
ゲーム制作でコマンドを実行する前に、まず pwd で現在地を確認する癖をつけるとよさそう。
2. フォルダを移動する:cd
フォルダを移動するときは cd を使う。
cd フォルダの場所
たとえば、自分のRTSゲームプロジェクトに移動するなら、こんな感じ。
cd "$HOME\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype"
ここで大事なのは、フォルダ名に日本語やスペース、記号がある場合は、ダブルクォーテーション " で囲むこと。
cd "C:\Users\owner\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype"
みたいにする。
ダブルクォーテーションで囲まないと、途中で区切られてうまく移動できないことがある。
3. ひとつ上のフォルダに戻る:cd ..
ひとつ上のフォルダに戻りたいときは、これ。
cd ..
たとえば今ここにいるとする。
C:\Users\owner\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype
ここで、
cd ..
を実行すると、ひとつ上のフォルダに移動する。
C:\Users\owner\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app
何度か戻りたいときは、繰り返し実行すればいい。
4. フォルダの中身を見る:ls
今いるフォルダの中身を確認するには、これ。
ls
または、
dir
でもOK。
表示されるのは、今いるフォルダ内のファイルやフォルダ。
ゲーム制作なら、プロジェクトフォルダに移動したあとに、
ls
を実行して、以下のようなものがあるか確認する。
package.json
src
node_modules
vite.config.ts
tsconfig.json
特に package.json があるかどうかは大事。
npm run dev や npm run build は、基本的に package.json があるフォルダで実行する。
5. 画面をきれいにする:cls
PowerShellの画面がログでごちゃごちゃしてきたら、これ。
cls
画面をクリアできる。
エラーが大量に出たあとや、作業を切り替えたいときに便利。
ただし、画面から消えるだけで、問題が解決するわけではない。
エラー内容をあとでChatGPTに貼りたい場合は、消す前にコピーしておく。
6. 開発サーバーを起動する:npm run dev
ブラウザゲームやWebアプリの開発でよく使うコマンド。
npm run dev
これは、開発用サーバーを起動するコマンド。
自分のプロジェクトでは、だいたい次の流れになる。
cd "$HOME\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype"
npm run dev
うまくいくと、ブラウザで開くためのURLが表示される。
たとえば、
http://localhost:5173/
のようなURLが出る。
それをブラウザで開くと、開発中のゲームを確認できる。
7. ビルドする:npm run build
エラーがないか確認したいときによく使う。
npm run build
これは、プロジェクトがちゃんとビルドできるか確認するコマンド。
CodexやAIにコードを修正してもらったあと、
npm run build
を実行すると、TypeScriptのエラーなどが見つかることがある。
エラーが出た場合は、その内容をコピーしてAIに貼る。
自分の場合も、ゲーム制作中によくこの流れになる。
npm run build
エラーが出る。
src/game/analysis.ts:20:7 - error TS2451: Cannot redeclare block-scoped variable
こういうエラーをそのまま貼って、原因を確認してもらう。
8. 実行中の処理を止める:Ctrl + C
npm run dev で開発サーバーを起動すると、PowerShellは実行中の状態になる。
その状態を止めたいときは、
Ctrl + C
を押す。
場合によっては、
Terminate batch job (Y/N)?
のように聞かれることがある。
その場合は、
Y
を入力してEnter。
これで開発サーバーを止められる。
別のコマンドを打ちたいのに入力できないときは、まず Ctrl + C で止めることを覚えておきたい。
9. コマンド履歴を使う:↑キー
PowerShellでは、キーボードの上矢印キーを押すと、前に入力したコマンドを呼び出せる。
↑
たとえば、さっき実行した
npm run build
をもう一度打ちたいとき、全部入力し直さなくても、上矢印キーで呼び出せる。
これはかなり便利。
何度も同じコマンドを実行する開発では、ほぼ必須。
10. ファイルの中身を見る:cat
ファイルの中身をPowerShell上で確認したいときは、これ。
cat ファイル名
たとえば、package.json の中身を見たい場合。
cat package.json
ただし、長いファイルを見ると画面が一気に流れて見づらい。
初心者のうちは、基本的にはVS Codeなどのエディタで開いた方が見やすい。
でも、AIに「package.jsonの中身を確認して」と言われたときに、こういう方法もあると知っておくと便利。
11. ファイルが存在するか確認する:Test-Path
指定したファイルやフォルダが存在するか確認するコマンド。
Test-Path ファイル名
たとえば、
Test-Path package.json
結果が、
True
なら存在する。
False
なら存在しない。
「このファイルがあるはずなのに見つからない」というときに使える。
12. フォルダを作る:mkdir
新しいフォルダを作るときは、これ。
mkdir フォルダ名
たとえば、バックアップ用フォルダを作るなら、
mkdir backup
とする。
ただし、開発中のプロジェクトでは、勝手にフォルダを増やすと混乱することもある。
バックアップやメモ用に使う程度で、慣れるまでは慎重に使いたい。
13. ファイルをコピーする:Copy-Item
ファイルをコピーするときは、これ。
Copy-Item コピー元 コピー先
たとえば、
Copy-Item src\game\analysis.ts src\game\analysis_backup.ts
とすると、analysis.ts をコピーして analysis_backup.ts を作れる。
AIに大きな修正を頼む前に、重要ファイルだけコピーしておくと安心できる。
ただ、バックアップファイルをプロジェクト内に置くと、それが原因でビルドに影響する場合もある。
特に .ts ファイルを同じ src 内にコピーすると、予期しないエラーの原因になることがある。
安全にやるなら、プロジェクト外のバックアップフォルダにコピーした方がいい。
14. ファイルを削除する:Remove-Item
ファイルを削除するときは、これ。
Remove-Item ファイル名
たとえば、
Remove-Item src\game\analysis_backup.ts
ただし、これはかなり注意が必要。
削除系コマンドは、初心者のうちは安易に使わない方がいい。
特にAIに言われたとしても、何を消すのか理解できない場合は、一度確認した方がいいと思う。
ゲーム制作で怖いのは、必要なファイルを消してしまうこと。
だから、削除系コマンドは慎重に扱う。
15. Gitの状態を見る:git status
もしGitを使っているなら、かなり大事なコマンド。
git status
これは、変更されたファイルを確認するコマンド。
たとえば、
modified: src/game/analysis.ts
のように出れば、そのファイルが変更されているとわかる。
AIやCodexに修正してもらったあと、どのファイルが変わったのか確認するのに便利。
Gitをまだちゃんと使えていない場合でも、将来的には覚えたい。
個人開発で「壊れたら戻せる」状態を作るには、Gitはかなり重要になる。
16. 変更差分を見る:git diff
Gitを使っている場合、変更内容を確認するにはこれ。
git diff
どのファイルのどこが変わったか確認できる。
ただし、表示が長くて初心者には見づらいことも多い。
最初は、
git status
で変更ファイルを見るだけでも十分。
慣れてきたら git diff で中身を見る。
17. よく使う流れだけ覚える
PowerShellのコマンドを全部覚える必要はない。
まずは、ゲーム制作でよく使う流れだけ覚えればいい。
自分の場合は、この流れ。
cd "$HOME\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype"
pwd
ls
npm run build
npm run dev
これだけでもかなり違う。
意味としては、
プロジェクトフォルダに移動する
今いる場所を確認する
中身を確認する
ビルドしてエラーを見る
開発サーバーを起動する
という流れ。
まずはここからでいい。
18. エラーが出たときにやること
PowerShellでエラーが出たら、焦っていろいろ打たない方がいい。
まずは、以下を確認する。
今いる場所を確認する
pwd
フォルダの中身を確認する
ls
package.jsonがあるか確認する
Test-Path package.json
エラー文をコピーする
エラーが出たら、自己判断で消さずにコピーする。
ChatGPTやAIに相談するときは、こう貼るとよさそう。
今いる場所:
pwdの結果
実行したコマンド:
npm run build
出たエラー:
ここにエラー全文を貼る
直前にやったこと:
Codexでanalysis.tsを修正した
こうすると、原因を見てもらいやすい。
19. 初心者がやりがちなミス
自分がやりがちなミスも含めて、注意点をまとめる。
違うフォルダでnpmコマンドを実行する
package.json がない場所で、
npm run dev
を実行してしまう。
これはかなりありがち。
まずは pwd と ls で確認する。
フォルダ名をクォーテーションで囲まない
日本語やスペースがあるパスなのに、
cd C:\Users\owner\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype
のようにそのまま打って失敗する。
安全にやるなら、
cd "$HOME\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype"
のように " で囲む。
devサーバーを止めずに別コマンドを打とうとする
npm run dev 実行中は、そのPowerShellがサーバー起動中になる。
別のコマンドを打ちたい場合は、
Ctrl + C
で止める。
または、新しいPowerShellをもう1つ開く。
エラーを読まずに何度も修復しようとする
焦って何度も修復をかけると、かえってぐちゃぐちゃになることがある。
エラーが出たら、まず止まる。
エラー文をコピーする。
何をした後に出たのかメモする。
これだけでも、だいぶ事故が減りそう。
20. 自分用の最低限コピペセット
今後、自分がブラウザゲーム制作を再開するとき用に、最低限のコマンドセットを残しておく。
RTSゲームを起動する場合
cd "$HOME\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype"
npm run dev
ビルド確認する場合
cd "$HOME\Webアプリ開発(2026年3月8日~)\RTS_app\rts-prototype"
npm run build
現在地と中身を確認する場合
pwd
ls
Test-Path package.json
実行中のサーバーを止める場合
Ctrl + C
聞かれたら、
Y
を入力してEnter。
まとめ:PowerShellはゲーム制作を進めるための足場
PowerShellは、最初はかなりとっつきにくい。
黒い画面に文字を打つだけでも、少し怖い。
変なコマンドを打ったら壊れるんじゃないかと思う。
エラーが出ると、それだけでやる気が削られる。
でも、ゲーム制作や個人開発を続けるなら、最低限の操作は覚えておいた方がいい。
特に、AIやCodexを使う場合はなおさらだと思う。
AIが修復案を出してくれても、自分がPowerShellで実行できなければ先に進めない。
逆に、基本コマンドだけでもわかっていれば、エラー確認や修復作業がかなり楽になる。
まず覚えたいのは、このあたり。
pwd
cd
cd ..
ls
cls
npm run dev
npm run build
Ctrl + C
Test-Path
git status
全部を完璧に理解する必要はない。
まずは、プロジェクトフォルダに移動して、ビルドして、開発サーバーを起動できる。
エラーが出たら、現在地とエラー文を確認できる。
それだけでも、かなり前に進める。
今回、自分はブラウザゲーム制作中にフリーズ修復でつまずいた。
PowerShellもうまく使えず、正直かなり挫折した。
でも、そのおかげで「最低限のコマンド操作を覚える必要がある」とわかった。
ゲーム制作そのものだけではなく、開発環境を扱う力も少しずつ育てていきたい。
50歳FIREに向けた副収入の種として、ゲーム制作を続ける。
そのためにも、こういう地味な基礎をひとつずつ覚えていく。
派手な作業ではない。
でも、こういう足場づくりができると、次に詰まったときに少しだけ強くなれるはずだ。
“関連記事
・AIでブラウザゲーム制作を進めていたら、フリーズ修復で挫折した話
・npm run dev と npm run build の違い
・未完成でも前に進む。僕がゲーム開発を続ける理由 “