なぜ「一発逆転」を狙っていたのか
率直に言うと、
給料が特別高いわけでもなく、きつい仕事から早く抜け出したいという気持ちがすべての始まりだった。
給料をコツコツ貯めるだけでは、
一般的なサラリーマンとして、結局は定年まで大きく変わらない生活を送ることになる。
そう思うと、将来が見えてしまって息苦しかった。
この現状をどうにか打破したくて、
いろいろ調べて、勉強して、試していく中で行き着いたのがFXだった。
レバレッジをかければ、
元手が少なくても大きな金額を動かせる。
「一発逆転」という言葉が、現実味を帯びて見えた。
FXは「悪」じゃない。でも安心ではない
爆発力があるのは事実
実際、FXトレードで
多い時には1日で20万円ほど稼げたこともある。
元手が300万円ほどでも、
短期間でそれを実現できてしまうのがFXの世界だ。
値動きが荒い場面では、
ほんの数秒で数万円が動く。
このスピード感と破壊力は、間違いなく魅力だった。
精神的なコストが想像以上だった
ただ、その代償は想像以上に大きかった。
常にストレスとの戦い。
数秒で自分の月給を超える金額が上下する世界では、
気持ちが休まる瞬間がほとんどない。
勝てるということは、
同じだけ負ける可能性が常につきまとうということ。
平日はずっとチャートと睨めっこし、
上がっても下がっても落ち着かない。
そこに「安心」という言葉はなかった。
株と配当を「ディフェンス」にした理由
値動きが小さいことの価値
常にプラスを追い求める生活は、正直かなり疲れる。
株を始めて気づいたのは、
トントン=悪ではないということだった。
何もしない日が増え、
値動きに振り回されない時間が増えた。
配当がくれるのはお金より安心感
FXは勝ちも負けもある。
一方で、株の配当は「持っているだけ」で得られる。
金額自体は小さくても、
確実に収入が積み上がっていく感覚がある。
将来設計が、
数字として少しずつ現実味を帯びて見えるようになってきた。
家庭菜園を始めて、考え方が決定的に変わった
急に育たないのが当たり前
家庭菜園を始めて、
冬越しや環境の変化で植物がほとんど成長しない時期を経験した。
人間の都合で、
無理やり成長させることはできない。
すぐに結果が出ない世界。
でも、それが当たり前の世界。
投資と完全に重なった瞬間
そのとき、投資と完全に重なった。
- 枯らさないこと、負けないこと
- 水をあげて株を増やすこと、配当株を積み上げること
- 成長を見守ること、銘柄を分析して保有し続けること
急がず、焦らず、積み上げる。
どちらも本質は同じだった。
今の僕の結論(2026年時点)
- FXは攻撃力があるが、量は抑える
- 配当株は爆発力はないが、防御力と安心感がある
- 家庭菜園は、学びと実益を兼ねた生活の土台
どれか一つに全振りするのではなく、
役割を分けて使うようになった。
同じように迷っている人へ
一発逆転を狙う気持ちは、
過去の僕自身が強く持っていたから、否定はしない。
ただ、荒れる日々を続けるよりも、
「安心を選ぶ」という選択肢があることを知ってほしい。
時間はかかる。
でも、長く続く。
今はそのバランスを取ることが、
一番大事だと思っている。